[東京 11日 ロイター] 携帯電話各社が11日発表した12月の契約数によると、新規契約から解約を差し引いた純増数で、NTTドコモ<9437.T>が42万9900件となり、2010年3月以来21カ月ぶりに首位となった。ソニー<6758.T>の新型携帯ゲーム機向けデータ通信専用プリペイド契約の増加が寄与した。
ソニーの携帯ゲーム機「プレイステーション ヴィータ(PS Vita)」は12月17日に発売。ソニーによると、1月10日までに約50万台(一部アジアを含む)を売り上げた。一部機種ではドコモの第3世代(3G)回線に対応しており、契約増に貢献した。また、「高速通信『Xi(クロッシィ)』対応のスマートフォン(高機能携帯電話=スマホ)の販売も好調だった」(広報担当)。
11月まで20カ月連続で首位を維持してきたソフトバンク<9984.T>子会社のソフトバンクモバイルは37万7300件で2位に転落、3位はKDDI<9433.T>で29万4300件だった。
ソフトバンク、KDDIとも10月に米アップル<AAPL.O>製スマホ「iPhone(アイフォーン)4S」を販売。アイフォーンの販売に初参入したKDDIは「アイフォーン4Sの好調が続いたほか、高速無線「WiMAX(ワイマックス)」対応のスマホなども堅調だった」(広報担当)が、ドコモには及ばなかった。KDDI傘下でWiMAXを展開するUQコミュニケーションズの純増数は28万7800件だった。
一方、イー・モバイルを提供するイー・アクセス<9427.T>は12年から契約数を四半期ごとに開示する方針とし、月ごとでの発表を取りやめた。11年12月分は12年3月期第3四半期決算発表時に公表するとしている。
ソフトバンクグループ、ウィルコムのPHS純増数は4万7600件で、11カ月連続プラスとなった。「だれとでも定額」といった販促キャンペーンが寄与した。
<MNPはKDDIが3カ月連続首位>
通信会社を変更しても同じ電話番号が使える「番号持ち運び制度(MNP)」の転入超過数では、KDDIが5万5400件、ソフトバンクが3万9000件となり、KDDIが3カ月連続首位となった。
ソフトバンクは10月に6600件と大きく数を落としたが、11月、12月と続けて3万件台を回復しており、「KDDIのアイフォーン販売参入の影響はなくなった」(広報担当)とみている。一方、ドコモのMNP利用者数は9万4400件の転出超過で、転出超は35カ月連続となっている。
(ロイターニュース 白木真紀;編集 宮崎大)-ロイター
*ウィルコム、イー・モバイルなどの情報を追加します。
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