今『YouTube』で最も人気がある動画は、おしゃれで身軽な若者たちが、飛んだり跳ねたり後方に宙返りした勢いで難なくジーンズをはくというものだ。
友人同士でこのような離れ業を行なうアマチュアの動画なら、YouTubeでは珍しくはない。しかし、この動画はプロの作品だ。
米Levi Strauss社は5月9日(米国時間)、口コミで広まったこの動画が、実は同社によるものであることを認めた。
同社広報責任者は、「『Levi's』のブランドを前面に押し出したくはなかった。見る人に自ら気付いてほしかった」と説明する。
『バック宙でジーンズをはく』(Guys backflip into jeans)と題されたこのアクロバティックな動画は、Levi'sの、ジッパーを使わないボタンフライのジーンズを宣伝するために作られたものだ。
この動画は5日にアップロードされ、この週も終わらないうちに140万回も再生され、YouTubeでは誰もがあこがれる「大人気動画」の仲間入りをしている。[翻訳時点で、200万回以上再生されている。]
広告代理店とクライアントが仕掛人となり、口コミでここまでヒットしたのは、米Burger King社が2004年に従順なニワトリのウェブサイト(日本語版記事)で話題をさらって以来だ。
Levi Strauss社はサンフランシスコの広告代理店、米Cutwater社に依頼し、3月に動画を撮影した。
わずか2分ほどの、楽しさと驚きにあふれる離れ業を演じたのは、ブレイクダンスが得意なパフォーマンス集団。ジーンズに自ら飛び込む動きには、ダンスの経験が生かされている。
広報によると、撮影に特別なトリックは使用していないという。出演者は絹のボクサーパンツをはき、技が成功しやすいよう、のりをよく効かせたジーンズを使った。
『Gawker』の記者Nick Douglas氏は、8日付けの投稿記事でこの動画についてすばやく反応し、今回の動画は、同じく口コミで広まった顔でサングラスをキャッチする男の動画と著しく類似している、と指摘した。
サングラスの動画も匿名でYouTubeに投稿されたもので、後に、Cutwater社と米Feed社の制作チームによるマーケティング用の動画だと判明した。依頼人はサングラス・ブランドの『Ray-Ban』だ。[投稿は昨年5月。翻訳時点で、約350万回再生されている。] ― WIRED VISION引用
今やYouTube重要なマーケティング戦略のひとつですね。
今後は違った見方でYouTubeを見るのも面白いかもしれません。
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