多くの会社では、入社式で経営者から新入社員への訓話があるだろう。社会人としての責任を説く厳しい言葉や激励を通じ、その内容には社風が色濃く表れる。輝かしい業績を誇る大手企業では、いったい新入社員にどんな言葉をかけているのだろうか。
米大手Appleの社員が、「新入社員がAppleから贈られた手紙」の内容をネット上で公開し、話題を呼んでいる。『M』と名乗るこの社員は、初出勤の日にデスクに置かれていたこの手紙を、以来2年間自宅の鏡に貼り、人生の訓辞にしているという。以下がその内容の訳である。
人生には「仕事」がある。そして「人生をかける仕事」がある。
自分の指紋や手アカがべったり付くぐらい、深く関われる仕事。
決して妥協のできない仕事。
週末を犠牲にしても没頭できる仕事。
ここでは、そんな仕事をすることができる。
ここには物事を楽に済ませたい人ではなく、深みにはまってもがくことのできる人が集まる。
何かのために仕事がしたい――大きな何か。他ではできない、何か。
Appleへようこそ
この手紙が本物か真偽のほどは明らかでないが、同社が社員に激務を求めることで有名なことや、『Think different(他人と違う考え方を)』などの宣伝文句から、確かにAppleらしい内容と言える。
ネット上では「残業を強要するような、ちょっと怖い内容」という声も上がっているが、仕事に対する価値観や向き合い方は人それぞれだ。人々の生活、世界に変革を起こすような仕事をしたい人には、深い感銘、更なるやる気を与えてくれる内容であろう。
ロケットニュース24
朝の会議にジーンズで登場しても、大した問題にならない企業は多い。あるいは、いじわるなお隣さんの愚痴を会社の端末を使用してミニブログでつぶやいたとしても、ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)の使用も仕事の一部だとして許される場合もあるだろう。
では、まだ外が明るいうちに帰宅するのはどうだろうか。それはご法度だという職場も多いのではないか。
米SNS大手フェイスブックのシェリル・サンドバーグ最高執行責任者(COO)が先週行った発言は、ビジネス界を驚かせた。家族と夕食を共にするため、毎日5時半に帰宅することに決めていると語ったのだ。
サンドバーグ氏は、女性に焦点を当てた動画記事を掲載している「メイカーズ・ドット・コム」の取材に応じ、次のように発言した。
「子どもたちと一緒に6時に夕食を食べられるよう、毎日5時半にオフィスを出るようにしている。子どもたちが生まれてからは、ずっとそうだ。グーグルに勤務していたときもそうだし、ここ(フェイスブック)でもそうだ。だが、そのことを公に語り始めたのは、ここ2年だ。2年前まではその勇気がなかった。今はもううそをつくつもりはないが、かといって積極的に触れ回ったりもしていない」
サンドバーグ氏が早時退社のことを隠したがったのも無理はない。職が不安定な昨今においては、「気がつくといなくなっている」とみられることは避けたいと考えている人は少なくない(たとえ自分の席でネットショッピングをしていても、だ)。そのため、早時退社は究極のタブーとされている。責任感がない、仕事をきちんとしていない、あるいは仕事に熱心でない証拠だとみなされる場合があるためだ。
だが、われわれは皆、それがばかげた考えであることは分かっている。誰もがスマートフォン(高機能携帯電話)や携帯電話を持ち、基本的にはいつでも仕事の連絡を受けられる状態にある今の時代において、常にオフィスに姿を見せ、10時間も席に居続ける必要など本当にあるだろうか。
われわれのほとんどが朝起きた瞬間から夜目をつぶる瞬間まで電子メールを送受信している。メールの読み書きや電話のやり取りはいつでも、どこでも可能だ。だがそれでも、夕食を家族と共にする権利を主張するのは非常に勇気のいる行動とみられている。
出産休暇から復職して以来、筆者は毎日5時10分に退社し、息子に夕食を食べさせ、寝かしつけている。毎晩子どもと過ごす時間は筆者にとって生きる源となっている。まれに7時までに帰宅できず、息子の寝顔にしか会えないときは、胸が締めつけられる思いだ。
非常に幸運なことに、ベビーシッターが6時には帰らなければならないことや、筆者にとって1日の終わりに息子と触れ合うことがいかに必要かということを上司は理解してくれている。筆者は仕事はきちんと終わらせているし、何かあった場合に備えて退社後も上司から連絡が受けられるようにしている。上司も筆者も、筆者が残業ができた頃と同じくらい多くの仕事を今もこなしていることを分かっている。
だが、部署で真っ先に退社することに全く気がとがめないかと言えば、うそになる。まだオフィスに残っている「べき」だという後ろめたい気持ちは常にあるし、エレベーターに向かうとき思わず下を向きたくなる。
サンドバーグ氏がこの問題に関する議論のきっかけをつくってくれたことは非常に喜ばしい。だが、シリコンバレーで最も高給を稼ぐ1人であれば、自分のスケジュールどおりに事を進めるのは比較的簡単かもしれないが、職場で危うい立場にある人や、昇給・昇進を望んでいる人にとっては、そうはいかないのではないかという気もする。
読者のオフィスの雰囲気はどうだろうか。皆さんは何時に退社するのだろうか。家族との夕食に間に合うよう帰宅することは現実的だろうか。それとも、厳しい結果が待ち受けているのだろうか。
ウォール・ストリート・ジャーナル日本版
二度寝。サラリーマンなら誰しもその誘惑にかられたことがあるだろう。だが、二度寝をした日は頭がボーっとするという人も多い。普段より睡眠時間は長いのになぜだろう? ロフテー枕工房の睡眠改善インストラクター・折原育子さんに聞いてみた。
「二度寝をすると眠気が残りやすくなりますね。そもそも人の睡眠は、『レム睡眠』と『ノンレム睡眠』が交互に繰り返されています。レム睡眠は覚醒に近い状態。ノンレム睡眠は4段階に分けられ、1~2段階が浅く、3~4段階が深い状態です。深いノンレム睡眠の間に目覚めると覚醒しにくいんです」
数分の二度寝でも眠気が残るのは、深いときに起きてるってこと?
「そう考えられます。二度寝は睡眠不足のときに起こりやすい現象なのですが、睡眠不足だと短時間の睡眠でも深い眠りに入ることがあります。深い眠りの状態で目覚めるため、強い眠気が起きてボーっとするのです。レム睡眠の場合もありますが、夢を見ることで脳を働かせてしまうので、かえって疲れてしまいます」
二度寝は深くてもダメ、浅くてもダメと…。予防はできないの?
「まずは就寝・起床時間を毎日一定にして、睡眠のリズムを正しましょう。理想の睡眠時間は6~8時間ですが、個人差があります。日中、眠気を感じずに活動できた日の睡眠時間が、自分に合う長さだといえます。睡眠不足を補うためには、昼寝を取り入れるといいでしょう。14時ごろに15~20分寝るだけで、午後の活動がラクになり生活にメリハリがつくので、夜の寝つきがよくなります。ただし、30分以上寝ると眠りが深くなってしまうので気をつけましょう。昼寝の前にコーヒーを一杯飲むといいですよ。カフェインは飲んでから約30分後に効き始めるので、起きてから活動しやすくなります」
規則正しい生活を送れば、二度寝しなくても満足できる睡眠が得られるのか!…それが難しいんですけどね(苦笑)。
R25コラム
大切な仕事に取り組むとき、人は「集中力を高めたい」と思うもの。しかし、一人で仕事に打ち込もうと思ってもなぜかはかどらなかったり、期限ギリギリになってからやっと集中できたりと、なかなか思い通りにはいかない人も多いはず。なんとか集中を高める術を身に付けたいものだが…。そもそも「集中する」とはどのような状態をいうのだろうか?
「集中している場合には、脳からα波が出る、あるいはドーパミンが分泌されているなどといわれていますが、心理的には余計な言語的思考が存在せず作業や行為に没頭している状態になります」
お答えいただいたのは、集中力トレーニングの講座などを持つ日本心理教育コンサルティング代表の櫻井勝彦さん。「余計な言語的思考が存在しない」とは、作業中に「成功させたい」「失敗したら…」などの雑念が湧かないだけでなく、次に行う動作をあれこれ言葉で考えることなく実行する、いわば無心の状態だという。
「集中が極限に達する状態については、脳がどのような動きをしているのかまだ完全には分かっていません。ですが、いずれにせよ集中が高まると脳の動きが高速化し、情報処理機能が活発になると考えられます。スポーツ選手がよく『スローモーションに見えた』というのは、視覚で捉えた情報を脳が高速で細かく処理している結果でしょう」(櫻井さん)
パソコンでいえば「CPUの処理速度が上がった状態」で、もちろん個人差はあるが、普段よりも短時間で様々な情報を吸収・理解し、まとめられるようになるとのこと。では、そんな集中状態を作りやすい環境はあるのだろうか?
「まずはその作業を少しでも『好き』になること。科学的には、脳が働きやすい環境は温度20度、湿度40%だという研究結果がありますが、これらは人により大きく異なります。音楽を流すと集中できる人もいれば、静かな方が集中できる人もいるように、自分にもっとも快適な環境を日々探すことがポイントです」(同)
自分でも気付かないほどの小さなストレスが集中力に影響することもある。たとえば1人きりになるとかえって作業がはかどらない人は、実は自覚できないレベルで寂しさや人のいない不安を感じている可能性があり、それが集中力の低下をもたらしているかもしれないとのこと。
「一般的に、人は追い込まれるほど集中力が高まるので、期限ギリギリまで手を付けないのはある意味集中するための手段ともいえます。であれば、締切前日にあえて遊ぶ予定を入れるなどして、早めに自分を追い込んでみるのもいいかもしれませんね。必要なときに集中できるようになるには、いかに自分を追い込むか考えることも大切です」(同)
集中できる環境や心理を知るには、まず自分の性格を熟知すること。とりあえずは自分が今までどんな状況下で高い集中力を発揮してきたのか、思い返してみることにしよう。
R25コラム
ソーシャル・ネットワーキング・サービス(以下、SNS)を使った就職活動、いわゆる「ソー活」が浸透しつつあるなか、フェイスブック(以下、FB)を採用活動に取り入れる動きが企業側にも広がっている。昨年から今年にかけ、FBに「就職活動用」の特設ページを設ける企業が相次いでいるのだ。その顔ぶれは、日本生命、大和証券グループ、ニトリ、H.I.S.、電通、日本テレビといった有名企業ばかり。各企業のFBページでは、企業側が一方的に採用情報を発信するのではなく、企業と求職者が意見を交換し合うなど、これまでにない交流が生まれているようだ。
企業がSNSを採用に導入する背景には、企業側が本当に望む人材と求職者側が求める職場環境の「ミスマッチ」を防ぐ狙いがある。例えばニトリのページでは、求職者側の様々な疑問・質問に対し、人事担当者が丁寧に回答。こうして要望や疑問をあらかじめすり合わせておけば、お互いの理解度も深まり、より的確なマッチングが可能になるというわけだ。
一方、「社員とのソーシャルグラフ(Web上のつながり)」を採用条件に取り入れることで、より精度の高いマッチングを図る「ソー活」サービスもある。今年2月に正式オープンした「wantedly」だ。求人したい企業は同サイト上に募集要項を公開、求職者はFB上でその企業の社員と「友達」もしくは「友達の友達」であればエントリーできる仕組みとなっている。いわばFBを介した「コネ採用」。同サービスを立ち上げた仲暁子さんはその狙いについて「いくらデキる人でも職場の雰囲気に合わないと力は発揮できません。社員の知人なら、応募者の能力だけでなく性格も加味して採用の判断ができますので、お互いにとって幸せな出会いになる可能性が高くなります」と語る。
すでに、同サービスから採用に至るケースも誕生。FBが取り持つ「ソーシャルグラフ採用」は、今後も増えていきそうだ。
R25コラム


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