【ワシントン時事】米国が1940年代に中米グアテマラで、性感染症の治療をめぐる「人体実験」をしていた問題を調査している米大統領委員会は29日、実験で少なくとも83人が死亡したと発表した。
実験は46年から48年にかけ、当時は新薬だった抗生物質ペニシリンの効果を調べる目的で約5500人に行われ、このうち1300人が性病に感染した。実験に関する事前説明はなく、同意も取っていなかった。
売春婦を梅毒や淋病に感染させ、兵士や刑務所の受刑者らと性交させるなどして実験を行った。実験対象者には精神病患者も含まれていたという。
同委員会のグトマン委員長は「医学実験が現在は倫理的に行われていることを人々に保証するためにも、非倫理的な歴史的不正を正確に記録することが重要だ」と強調した。
人体実験の事実は昨年、マサチューセッツ州のウェルズリー大学教授の調査で発覚。これを受け、オバマ大統領は昨年10月、グアテマラのコロン大統領に電話で謝罪するとともに、同委員会に調査を命じていた。調査報告書は9月、大統領に提出される。-時事通信
【北京時事】中国浙江省温州市で死者40人を出した高速鉄道事故は23日で1カ月が経過した。事故原因を調べている国務院直属の調査チームの中核となる国家安全生産監督管理総局の黄毅報道官は22日、新華社の取材に「回避や防止が可能で、発生してはならない事故だった」と指摘。事故の直接原因は既に把握し、責任の認定作業を進めていることを明らかにした。
黄報道官は、現場検証や運行記録装置の解析、関係者の事情聴取などを基に、事故の技術報告と直接原因に関する専門チームの報告が完成したとしている。
事故原因については「信号系統に設計上の欠陥があり、落雷によって故障が起きた上、応急措置や安全管理に問題があった」と改めて説明。責任を追及し、9月に事故調査と処理状況を国務院に報告するという。-時事通信
【ロンドン時事】国際サッカー連盟(FIFA)は10日、国際親善試合での八百長に関与したとして、ボスニア・ヘルツェゴビナとハンガリーの審判各3人の計6人に永久資格停止処分を科したと発表した。9日の規律委員会で処分を決めた。
6人の審判は2月9日にトルコのアンタルヤで行われたボリビア―ラトビア戦、エストニア―ブルガリア戦で不正に関わった。この2試合での計7得点は全てPKによるものだった。-時事通信
【フランクフルト時事】欧州中央銀行(ECB)は7日、ユーロ圏諸国の国債買い取りを「積極的に実行する」との声明を発表した。利回りが急上昇しているイタリアとスペイン両国の国債を、週明けから流通市場で大規模に購入するとみられる。経済規模の大きい両国の財政を死守し、世界的な信用不安の波及を食い止める考えだ。
ECBは声明で、両国の財政再建への取り組みを評価。また、ユーロ圏諸国が債務危機時の安全網として設立した「欧州金融安定基金(EFSF)」に国債購入を可能にさせる機能拡充について「各国政府の準備ができていることが重要」と指摘した。
EFSFの機能拡充には、ユーロ圏諸国の議会承認が必要。独仏両国はこの日、9月末までの議会承認を目指すと表明した。リスクの伴う国債購入の役割を短期間でEFSFに引き継ぐ見通しが立ったことで、ECBは介入に踏み切ったとみられる。-時事通信
【ニューヨーク時事】米連邦捜査局(FBI)は19日、全米各地で国際ハッカー集団「アノニマス」との関連が疑われる人物の自宅などを一斉に捜索し、カリフォルニア州やフロリダ州で16人を逮捕した。英国とオランダの警察も同日、同様の捜査で計5人を逮捕した。
「アノニマス」は大量の顧客情報が流出したソニーへのハッカー攻撃に関与したとされるほか、多数の企業や政府のサイトへの不正侵入も疑われている。「アノニマス」のサイバー攻撃に関わったとして、これまで数十人の若者が各国で逮捕されている。-時事通信


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