データ通信量の多いスマホが急増し、ネットに繋がりにくくなるどころか、時には大手携帯キャリアの回線がダウンすることもある昨今。そこでスマホ通信の振り替え先として、ユーザー、キャリア双方の要請で急速に整備が進んでいるのが公衆無線LANサービスです。最近だとスマホを契約すれば自動的に携帯キャリアが運営する公衆無線LANサービスの利用権が付いてきますし、セブン-イレブンやデニーズで使えるセブンスポットや、アサヒ飲料の自動販売機で使えるFreeMobileなど異業種からの無料サービス参入も話題を呼んでいます。
10年ほど前は、使える店舗がごくごく限られていた有料の公衆無線LANサービス業界を思うと隔世の感がありますね。毎月1800円も支払っていたのは何だったんだ、いったい。
ともかく今や家庭でもオフィスでも街中でも普及しまくっている無線LAN(Wi-Fi)。しかし、このWi-Fi。気軽に接続しちゃってますが、セキュリティ的にはどうなんでしょう? 人んちのWi-Fiに接続すると個人情報ってどこまでバレるんでしょうか?
Wi-Fiに詳しいITジャーナリストの黒森三助さんにうかがいました。
「結論から先に言うと、携帯キャリアや公衆無線LAN業者が提供しているような、ちゃんとしたサービスに接続したのであれば、現状では個人情報が漏れることはないので、心配する必要はありません。ただ、街中で飛んでいるパスワードのかかっていない野良Wi-Fi電波を『タダで使える』と入って利用するのはやめた方がいいですね。通信した情報を盗み見るハニーポット(クラッカーやウイルスからによる不正アクセスを調査・監視するために仕掛けられたおとりネットワーク)の可能性があります」
うわ、自宅の近くにパスワードのかかっていないWi-Fiが飛んでて、時々つながっちゃってるかも…。気をつけよう。でも、時には友達の家とか、訪問先のオフィスでもWi-Fiを使わせてもらう時がありますけど、そういう場合は?
「そこのWi-Fiのアクセスポイント(親機)の管理者なら、『このWi-Fiネットワークに接続した、どの端末(MACアドレス)が、どこのサイト(IPアドレス)にアクセスしたか』くらいは簡単にわかります。また、その管理者に悪意とスキルがあれば全部のデータのやりとりを知ることは可能です。なので前述したハニーポットには気をつけるべきなんです」
そこでクレジットカードやら、ネットサービスのパスワードが盗み取られるってこともあるわけですか!
「ただ、クレジットカード情報や、ネットサービスのパスワードの入力画面は、httpsという暗号化で保護されていると思いますので、そこまで心配しなくても大丈夫だと思いますよ。もっとも、httpsでの情報入力を用意していないサイトもありますので、最悪の場合アカウントなりすましに利用される可能性もあります。だから信頼できないWi-Fi回線やネットワークには、そもそも繋がないことが重要です」
ちなみにFirefoxには「HTTPS Everywhere」という、常にhttps通信するプラグインがありますが、Googleなどの外資系企業を除くと日本国内では対応しているウェブサイトが少ないので、必ずしも安心はできないのだとか。では、他にはどんなことに心配すればいいんでしょうか。
「Wi-Fi通信のパスワード兼暗号化の方法として、いまだにWEPキーを使っているネットワークはセキュリティレベルがかなり低いので、誰かの家で利用するのも、ご自身の自宅で用いるのもオススメしませんね。WEPはすでに簡単に破る方法が見つかっているので、今なら10秒もかからずに解読できてしまいます。なのでWPA2-PSKとAESを利用しましょう。まあ、それだっていつかは破られるでしょうけど(笑)。ただ、今のところは大丈夫です」
あら、最後に一抹の不安を残す物言いですが、セキュリティは守る方と攻める方のいたちごっこなので、今の時点では安心でも将来はわかりません。だから、とにかくセキュリティ関係はアンチウイルスソフトに限らず、できるだけ最新のものを使うことが大事。つまり、Wi-Fiなら「WEPキーのネットワークは信用しない」「WPA2-PSKとAESを利用する」「ウイルスソフトは最新バージョンを」といったあたりを気をつければ大丈夫ですかね。あと「野良Wi-Fiは利用しない」ってのは、言わずもがなのお約束です。
Mobile Today
ジャストシステムは2012年2月15日、無料で利用できる個人向け統合セキュリティーソフト「JUSTインターネットセキュリティ」を発表。同日から提供を開始した。同社サイトからダウンロードできる。
JUSTインターネットセキュリティは、ウイルス対策やファイアウオール、フィッシング対策などの機能を備えた統合セキュリティーソフト。初期費用や更新料などが一切不要で、無料で利用できることが特徴。
料金を払わなくても、ウイルスを検出するための定義ファイルや、同ソフトを更新するためのアップデートプログラムなどは、自動的に配信される。
同ソフトでは、広告表示による収益モデルを採用。ソフトをインストールすると、およそ20分おきに、セキュリティー情報や天気予報などとともに広告が表示される。表示時間は15秒程度だという。
同社では、広告を表示しない有料版も用意。有料版は月額315円で利用できる。加えて有料版では、電話やメールによるサポートも受けられる。無料版でのサポートは、同社サイトで提供する情報(FAQなど)のみとなる。
JUSTインターネットセキュリティは、同社が開発したソフト。ただし、ウイルスを解析するエンジンは、「実績のあるセキュリティー企業のエンジンをベースにした」(ジャストシステム コンシューマ事業部 企画部の大野統己氏)。
ウイルスの解析やウイルス定義ファイルの作成なども、そのセキュリティー企業の協力を得て行うという。セキュリティー企業の名前は非公表。
なお、JUSTインターネットセキュリティは個人向けソフトだが、企業などでの商用利用も可能である。
日本経済新聞
ソニーは2月14日、電気を利用する際に必ず通るインフラである「コンセント」に着眼し、ユーザーが能動的に電力管理や電力制御をしながら利用できる「認証型コンセント」を開発したと発表した。
認証型コンセントは、機器側のプラグへ非接触ICチップを搭載し、コンセント側に非接触ICカードリーダー/ライターやコントローラ、通信インタフェースなどを組み込むことで、電気機器がコンセントに接続された際に、電気機器/利用者を判別して認証し、電力との関連付けを実現する。
具体的には、非接触ICカード技術NFC/FeliCaを応用して電気機器認証を行う「FeliCaタイプ」と、新技術「電力線重畳通信技術」により、電源ケーブルを介して電気機器認証を行う「電力線重畳通信タイプ」の2種類が開発された。
FeliCaタイプは機器のプラグにアンテナと接続されたICチップを内蔵し、コンセント側にはアンテナと接続されたリーダー/ライターやコントローラを組み込んで利用し、電力線重畳通信タイプは電力線重畳通信技術を非接触ICカード技術と組み合わせたもので、認証型コンセントの活用範囲を広げる。
電力線重畳通信技術とは、電力線に認証データを乗せて、電気機器と電源供給側との相互認証を可能とする技術。非接触ICカード技術ではICチップとリーダー/ライター間の通信をアンテナを介して無線で行うのに対し、同技術では物理的な電力線を経由して行う。
認証コンセントを用いることで、「ビルの共用部分に認証機器以外は通電しない『盗電防止』コンセントの設置」や「駅や空港などで、モバイル端末を対象とした使いたい時に使いたい量の電力を利用できるコンセントの設置」が可能になる。
マイナビニュース
ソーシャルメディアプロモーションのコムニコとニフティが2012年2月13日発表したFacebookのユーザー調査によると、ユーザーの年齢層の中心は40代で、高年齢層ほど「コミュニケーション」用途で利用していることが分かった。
@niftyのインターネット接続サービス利用者を対象に実施。各年代別の利用者出現率を見ると、「45~49歳」が1.5%と最も多く、以下、「50~54歳」(1.4%)、「40~44歳」(1.2%)、「35~39歳」(1.1%)、「55~59歳」(1.0%)の順だった。また、「60歳以上」「20~24歳」「25~29歳」が最も低く、いずれも0.6%にとどまった。
Facebookを閲覧する動機は、各年代とも「リアルな友人とのコミュニケーション」の比率が最も多く、20~40代では7割を超えた。また、30代未満では「ひまつぶし」が5割以上を占め、40代後半以上では「ネット上の知り合いとのコミュニケーション」が3割を超えていた。
20歳以上の1万1533人の回答を集計した。調査期間は1月6日~16日。
ITPro
Windowsをバージョンアップする際、クライアントPCに格納してあるデータも引き継がなければならない。移行するデータの中で、問題になりがちなのがメールのデータだ。メールのデータが数Gバイトに及ぶユーザーがいることも珍しくない。データ量が多いと、移行が事実上不可能になるケースもある。
化学大手の東ソーでは、メールソフトの移行で問題が発生した。XPからWindows 7への移行について、システム部門が検証しているときにこの問題が判明した。同社は、OSの移行に伴って社内標準のメールソフトをOutlook ExpressからWindows Live メールに変えようとした。OSに標準で付属しているソフトがWindows Live メールに変更になったためである。
「どちらもMicrosoft製品なので、移行は簡単だと思っていた」と、東ソー情報システムの滝 計貴氏(システムサービス事業部長)は言う。しかし、そこに落とし穴があった。実際にデータの移行作業を進めると、まったく終わる気配を見せない。結局20時間以上かかってもデータ移行が終わらず、検証を打ち切った。
滝氏は「データ変換の処理に時間がかかっているようだった」と振り返る。データ変換に時間がかかったのは、移行するデータ量が多かったため。同社では、クライアントPCのローカルディスクにメールのデータを蓄積する、POP方式を採用している。検証に使ったクライアントPCには、数Gバイトのメールデータが格納されていた。
「このままでは、メールソフトの移行だけで、PCが1日使えなくなる」。こう考えた滝氏らは、ITベンダーに助言を求めたが有効な解決策は得られなかった。そこで発想を転換し、メールソフトを切り替えることにした。試しにオープンソースソフトの「Thunderbird」を検証すると、5~6時間でデータ移行が終わった。「Thunderbirdは、データ変換処理のチューニングが進んでいるようだ」と滝氏。ユーザー教育が必要になるのはWindows Live メールでもThunderbirdでも同じだと考え、社内標準のメールソフトをThunderbirdに変更した。
日経SYSTEMS


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