テレビ事業の不振にあえぐシャープとソニーが10日、平成24年3月期の業績見通しの下方修正を発表した背景には、両社の見通しの甘さが透けて見える。ソニーは米国子会社の経営悪化の影響などで、繰り延べ税金資産の追加費用約3千億円を計上。一方、シャープも中核となる液晶事業の構造改革の遅れが原因だ。パナソニックと合わせ、テレビ事業を主力とする国内電機大手3社の損失は計約1兆7千億円に上り、各社の経営は瀬戸際にある。
「液晶テレビなど国内が非常に厳しい。見通しが甘かったと認めざるを得ない」
大阪市内での記者会見で、シャープの大西徹夫常務執行役員はテレビ市場の想定を見誤ったことを認めた。同様に都内で会見したソニーの加藤優最高財務責任者(CFO)も「1~3月期の後半に入り、米国事業が悪化していると判明した」と見通しの甘さを口にした。
競争力の回復を目指すシャープは今回、堺工場(堺市堺区)の運営会社、シャープディスプレイプロダクト(SDP)に、液晶パネルの主要部材、カラーフィルタを納入する凸版印刷と大日本印刷の資本受け入れを決めた。堺工場の運営主体に、主要部材メーカーを取り込むのが目的だ。
これに先立ち、SDPは電子機器受託生産の世界最大手、台湾・鴻海グループとも資本提携し、液晶パネルの大口販売先を確保した。今回、さらに主要部材の生産・調達を社内化することで、「(調達コストや在庫不良在庫などの)コストが低減し、競争力が向上する」(大西常務執行役員)と自信を見せる。
一方でSDPに対するシャープの持ち株比率が40%未満となり、連結決算の対象から外れることになる。世界最先端の液晶テレビ工場ながら、稼動率の低さにより経営の“お荷物”となっていたSDPを切り離すことで、シャープ本体の業績の回復につながるメリットを指摘する声もある。
ただ最大の競争相手である韓国サムスンや韓国LG電子が、有機ELテレビで世界最大級の55型の開発に成功し、次世代テレビの開発競争では既に出遅れている。一方のソニーは、国内外のグループ従業員を1万人規模で削減する方針だが、リストラと並行して新たな収益基盤を構築できるか。再生への取り組みは急務だ。
SankeiBiz
全国の皆さん! お金は好きかー!?
お金があればある程度のことは解決できる。金が人生の全てではないとは言え、お金なしで生きることはこの日本ではほぼ不可能。自分は使わなくても納税の義務はあるし、やはり生きている限り必要なものだ。
そのお金に関し、驚くべき研究結果が注目されている。なんとお金を数えると人は楽しくなり、さらに心と体に鎮痛作用をもたらすことが明らかになったのだ。この研究は中国版イグノーベル賞を受賞。ジョークのようにとらえられているが国際学術誌にも掲載された大真面目な研究結果だったのである。
この研究を発表したのは中国の広東省にある中山(ちゅうざん)大学の周欣悦(しゅう きんえつ)氏だ。この研究論文はアメリカの学術誌『Journal of Personality and Social Psychology』にも掲載されている。
実験に協力したのは「社会的及び身体的な痛みのテスト」をするとして集められた548名のボランティアだ。実験では、彼らを2グループに分け、1グループは痛みのテストだけを、もう1グループは痛みのテストの前に、最高額紙幣である100元札を80枚数えさせた。
その後、両グループは、3人同時プレイのコンピュータゲームで1人だけのけ者にされるという「社会的な痛み」と、熱湯に触れる「身体的な痛み」を経験。すると事前にお金を数えたグループが数えていないグループより痛みを感じにくかったという結果となった。
これは、実際に紙幣に触れず金銭関係の単語に触れた場合でも同様の結果が得られたという。もはや、お金という概念自体が身体的な痛みも心の痛みをも緩和することができるということである。周氏によると、社会的な痛みと身体的な痛みはお金を失ったときの失望感と類似しているそうだ。お金を数えること得られる快楽がこれらの痛みをも軽減していると考えられるとのことである。
金銭の概念と痛みに関する研究は以前からされていた。発表時は「拝金主義を助長させる恐れがある」との批判されてきたが、先日、同研究は中国版イグノーベル賞「パイナップル科学賞」の心理学賞を受賞し、再度注目を浴びている。賞が賞だけに一部では話半分にとらえられてはいるが、学術誌だけでなく『Nature』にも取り上げられたことがある真面目な研究である。
それにしても、お金をかけずに、しかも副作用なく鎮痛効果が得られるなんてこんなにいいことはないのではないか。頭が痛いなぁ……と思ったらまずはお金を数えてみるのもいいかもしれない。
ロケットニュース24
毎年新たに鋳造されるはずの貨幣。だが、2011年は流通用の一円玉、五円玉、五十円玉がそれぞれ1枚も製造されなかったという。その理由のひとつには、電子マネーの普及により、小銭を使う機会が減ったことが挙げられている。確かに最近、日常の細々した買い物にも電子マネーを用いる機会は多い。日本銀行の調査によれば、電子マネーの発行枚数は昨年6月時点で1億5852万枚に達し、4年前に比べ2倍以上増加。1枚当たりの平均決済金額も、4年前は1カ月約700円程度だったのが、最近では900円前後に上昇した(2011年「最近の電子マネーの動向について」より)。また、野村総合研究所の「電子マネーに関するアンケート調査」でも、2007年から2010年にかけ1回あたりの「利用単価」は694円から924円にアップしている。
スマートに買い物ができて便利な電子マネーだが、一方で「お金を使っている実感がない」「つい使いすぎてしまう」なんて声もよく聞く。今回、R25が首都圏、愛知、大阪の男性サラリーマン200人に行ったアンケートで「電子マネーを利用するようになってコンビニで使う金額が増えた気がするか」と聞いたところ、「増えた」もしくは「増えた気がする」と答えた人が全体の約7割。また、「ついで買いが増えた?」という問いには過半数が「そう思う」と答えた。やはり、物理的な貨幣を介さないぶん、出費に対する心理的ハードルは下がるのかもしれない。さらに、電子マネーの1カ月の使用額を把握しているか聞くと「まったく把握していない」(12.8%)、利用履歴のチェック頻度を聞いても「見たことがない」(21.5%)と答える無頓着な人も少なくない。
今後、利用できる場所が広がり、ますます生活に根付いていくであろう電子マネー。今のうちから、無駄遣いを控える習慣をつけておいた方がよさそうだ。
R25コラム
■ニュースを聞いて「やはり」と思った。EMS企業との提携に踏み切ったシャープ
3月27日、経営不振が懸念されていたシャープは、世界最大のEMS(電子機器受託サービス)である鴻海(ホンハイ)精密工業との業務提携を発表した。このニュースを見て最初に頭に浮かんだことは、「やはり!」という感覚だった。
液晶関連事業に傾斜してきたシャープにとって、薄型テレビ価格が予想をはるかに上回るスピードで値崩れしたことは、ほとんど致命的な要素だった。当然、経営状況は悪化し、生き残りをかけて財務体質を建て直すことが急務となった。
そこに手を差し伸べたのは、もともとは台湾企業ながら、現在では世界80を超える国に生産拠点を展開し、100万人を超える従業員を抱える世界有数のITメーカーである鴻海精密工業だった。
同社は、アップルとの関係が親密で、中国の子会社・フォックスコンでは、iPhoneやiPadなどアップルの主力商品を大規模に生産・供給し、事業を飛躍的に拡大している。
今回鴻海精密工業は、シャープ本体に669億円を投じて株式を取得し、議決権の約10%を握る筆頭株主になる。同時に同社の郭台銘(テリー・ゴウ)会長個人が、シャープの堺工場を運営するシャープ・ディスプレイ・プロダクトの株式46.48%を660億円で取得し、同工場をシャープと鴻海が共同運営することになる。
これによってシャープは、合計約1300億円の現金を手に入れる同時に、堺工場で生産される液晶の半分を鴻海に販売することになり、同工場の操業率は大きく上昇することになる。
今回の合意は、経営悪化に苦しむシャープにとって必要不可欠な救済になる一方、これから新型の「Apple TV」の受注を受けたい鴻海にとって、シャープの堺工場という優秀な液晶生産拠点を手に入れるメリットがある。
そうした両者の動きを、一歩下がって世界レベルの視点で見ると、液晶に高い技術を持つシャープが、経営悪化の窮地から逃れるために、アップルのサプライチェーンの中に組み込まれる構図が浮かび上がってくる。
■大口顧客を狙って献身的に食い込む鴻海精密工業を躍進させた世界戦略
鴻海精密工業は、1974年に台湾でテレビの部品をつくる小規模の企業として誕生した。その後、パソコンや携帯電話などIT関連機器の組み立てを受託する業務分野に注力し、それが徐々に成功を収めていく。
次第に、有力メーカーのパソコンなどIT機器に加えて、2000年台に入るとiPhoneやiPadなど、アップルのヒット商品の生産を受託するようになる。実際には、中国に展開した巨大EMS企業=フォックスコンで大規模な受託生産を行ない、一挙に世界の巨大企業の地位まで上り詰める。
同社の成功要因の1つに、顧客選別の経営戦略があった。同社は、特定分野の1位、あるいは2位を占める大手企業を顧客として選び、その大口顧客に対しては“献身的”と言われつほどのロイヤリティを示す戦略を実践してきた。その有力顧客1つがアップルだった。
アップルが、iPod、iPhone、iPadなどのヒット商品を次々にを生み出すにしたがって、同社の受託生産のレベルが拡大し、現在のような世界最大のEMS企業にまでのし上がった。
その意味では、同社の郭台銘会長の経営戦略は誤っていなかった。同社は、現在でも有力顧客の要請に応じて、迅速に、しかも果断に設備投資を行ない、顧客の要請に最優先で応える姿勢をとっている。
わが国企業が二の足を踏むような高価な設備の導入などについても、同社はかなり思い切った決断を行なってきたと言われている。そうした経営姿勢によって、EMS分野の先行企業を追い抜いてきた。
今回のシャープとの業務提携の背景には、恐らく2つの重要なファクターがある。1つは、現在、アップルが開発を急いでいると言われる、新型の「Apple TV」に関する生産体制の整備だ。テレビには液晶が必要で、現在の鴻海にはアップルの要求する液晶を生産できる能力がない。そのため、同社はシャープが必要だった。
もう1つは、韓国のサムスンとの競争で生き残るためには、シャープが持つ高度な液晶生産の技術が必要と考えたのだろう。組み立てを中心とした単純な労働力供給型から、日台協調による液晶=部材から組み立てまでを行なう高付加価値型のビジネスモデルを構築して、サムスンに対抗することを目指したと見られる。それは、会長自身が、「今回の提携によって、間違いなくサムスンに勝てる」と語っていることからも明らかだ。
■薄型テレビの雄・シャープが独立テレビメーカーから脱落する?
今回の鴻海の支援によって、シャープはとりあえず窮地を脱することができる。合計1300億円の現金を手にすることに加えて、操業率が低下して評価損失を計上しなければならないと見られていた、堺工場の“減損会計”の手続きを免れることになる。そのメリットは小さくはない。
しかし、電機業界に詳しいアナリスト連中にヒアリングすると、「鴻海がシャープ本体の10%の支配権を握るのはやや意外だった」という指摘もある。液晶生産の堺工場に資本を入れ、共同運営の格好にすることはそれなりの説得力はあるものの、シャープ本体が、鴻海に約10%の経営権を握られることは大きな意味を持つ。
今後、シャープとしても筆頭株主である鴻海の意向を無視した格好で製品開発を行なうことは難しい。また、「高度技術に関してはパテントを握っているから大丈夫」とは言うものの、生産工場を共同運営することになると、ある程度の技術流出は避けられない。
もう1つ無視できないポイントは、今回の提携によって、シャープ自身がアップルの新型テレビのサプライチェーンの中に組み込まれる可能性が高いことだ。これから鴻海は、アップルからの委託に基づいて、シャープ堺工場の液晶を使って、新型アップルテレビを生産することになる。
その結果、シャープ自身が作るテレビと、シャープの液晶を使ったアップルテレビが市場でライバル関係になる可能性が高い。そして、シャープ製テレビが激しい競争の中で期待した販売実績を挙げられないようだと、シャープ自身の家電メーカーとしての地位が危なくなる懸念がある。
仮にそれが現実のものとなり、しかもシャープの技術力が鴻海に移転していると、シャープ自身が何を頼りに生き残りを模索すればよいか、選択肢はかなり限定されることになる。最悪のケースでは、自力での生き残りが難しくなることも予想される。
■結局はアップルに飲み込まれてしまった。企業戦略の優劣で「生き残り」が決まる
今回の提携劇で最も鮮明に浮き上がってきたのは、企業戦略の重要性だ。今までシャープは、液晶生産に関して、世界で最も優秀な技術を持ったトップメーカーの1つとして数えられてきた。
そのシャープが、薄型テレビの値崩れや円高の影響によって、2012年3月期に2900億円あまりの損失計上を余儀なくされた。それだけ大きな損失を被ると、財務内容が悪化して企業の存続に関わることは免れない。
問題は、何故、同社が持つ高い技術力を生かすことができなかったのかだ。その原因を冷静に分析すると、シャープの経営戦略に行き着くだろう。
シャープは優秀な液晶生産技術を持ち、しかも国などから多額の補助金を受けて国内に大規模な最新鋭の工場を作った。一時は、亀山工場でつくった液晶を使ったテレビは“亀山モデル”と称され、プレミアム付きで販売された時期があった。しかし、その蜜月の時期は長くは続かなかった。
サムスンなどの韓国企業は国からの手厚い支援もあり、急速に技術水準を高めることに成功した。その背景には、わが国企業が技術の開示に鷹揚だったこともあるだろう。
さらに重要なポイントは、企業のカルチャーや戦略の問題かもしれない。ハングリー精神を前面に押し出し、わが国企業を追いかける韓国企業には鬼気迫るものがあった。それを、わが国企業は過小評価してしまった。そして「高い技術がある」と言って、その上に胡坐をかいてしまった。そこに落とし穴が待ち構えていた。
■“世界の工場”ではなくなった日本が明日から目指すべき「新たな道」とは?
ただ、シャープのみならず、わが国企業を取り巻く経済環境を冷静に考えると、「組み立て=アッセンブリ型」の産業分野が、人件費の高いわが国から相対的に人件費の低い新興国に移転することは、不思議なことではない。むしろ自然な成り行きと言える。かつてわが国企業が、欧米諸国から“世界の工場”の地位を認められたのと同じことが起きている。
“世界の工場”の地位から落ちた米国には、今でもアップルやインテルなど世界有数の企業が残っている。彼らは、彼らの環境にあった事業展開の手法を見つけて生き残ってきた。
わが国も、そうした道を見つければ良い。今まで上手く行かなかったと言って絶望しても意味はない。問題はこれからだ。今まではできなかったかもしれないが、明日からできるようにすればよいのである。
ダイヤモンド・オンライン
不況だ、不況だと下を向くのはもうやめよう。まだ実感できないかもしれないが、日本経済は確実に飛躍の準備を整えている。証拠はある。誰もが将来に夢を抱き、「明日はもっと良くなる」と信じていたバブル元年の「1985年」に、「2012年」の経済状況は酷似しているのだ。
あの時も、国民が気づかないうちに始まっていた。
1985年――。高度成長期はすでに遠く、日本は構造不況、デフレという低成長の時代に入ったと思われていた。
さらに同年9月のプラザ合意(※)で、為替レートが1ドル=240円から翌年には150円台まで上昇する。現在とは比べものにならない急激な円高に振れ、政府は緊急経済対策を打ち出した。輸出企業は国外に脱出、東京・下町の町工場の倒産が相次ぎ、輸出用の金属洋食器や工具で知られる新潟・燕三条市は円高不況で街ごと産業空洞化するのではないかと心配された。
ところが、実はその時にこそ日本経済の奥底では、未曾有のバブル経済への地殻変動が起きていた。今年に入って日経平均株価が1万円を超えると、株式市場や不動産業界で「あの時」と同じ地鳴りが観測されるようになった。
立花証券執行役員・平野憲一氏も感じている。
「今年、株価が上昇しているのは、証券、銀行、不動産というバブルの際に一番高騰した3つの銘柄です。3月19日までの2か月半で日経平均は1.21倍。それに対して銀行株は1.25倍、不動産株1.38倍、証券株は1.6倍といずれも高い値上がり率を見せています」
背景にあるのは世界的な金融緩和だ。1月にFRB(米連邦準備制度理事会)がゼロ金利政策の継続を表明するなど、各国が通貨供給量を増やしたことによるカネ余りが、日本株に流れこんでいる。国内でも、2月14日に日本銀行が追加金融緩和政策を発表し、消費者物価上昇率を「1%をめど」とするインフレ目標を掲げた。為替も1ドル=75円台の超円高から3月に1ドル=83円に戻し、その水準をキープしている。
日本企業を取り巻く環境は大きく変わってきた。
「輸出関連企業は大きな追い風を受ける。トヨタ自動車やホンダは為替予約レートを78円に設定しており、83円なら1ドル当たり5円分の増益要因になる。来期の日本企業の最終利益は、震災の復興需要と重なって、平均で2ケタ増、業種によっては7割増が予想されます」(同前)
海外投資家の日本市場に向ける視線も明らかに違う。昨年は東日本大震災と原発事故を受け、日本市場から避難していたが、これも持ち直している。外国人投資家による日本株の買い越しは直近3か月だけで1兆2000億円に達した。
とりわけ、かつて「バブル3銘柄」と呼ばれた銀行、証券、不動産の株価が市場で注目されていることは、日本経済が「失われた20年」のデフレを脱して、資産インフレへとトレンドが変わりつつあることを物語っている。
思い返せば、バブル期の株価の上昇は、野村ホールディングス(旧・野村証券)が1986年1月の934円の安値から上昇に転じて、1987年4月には5816円と6.2倍に上昇。三菱地所も1985年2月の522円から1987年4月の3520円へ、6.7倍も上昇している。
「1985年」は、バブル経済の“入り口”である。前述したプラザ合意の後、2~3年ほどの“助走期間”を経て、1988年頃からバブルが本格的に花開いた。「2012年」はその“入り口”と符合する。
それは経済指標からも見て取れる。そのひとつが、不動産公示地価の変動率だ。
首都圏の地価の伸びを見るとバブル期は1980年前半の下落傾向から1985年を境にして、1986年は3%、1987年には21.5%、1988年は68.6%と一気に上昇した。
バブル崩壊後の20年間、地価は下落傾向で長く低迷を続けてきたが、2010年のマイナス4.9%から2011年にマイナス1.7%と下落幅は最大の3.2ポイント改善。今年はさらにマイナス1.6%に縮小するなど不動産市況の回復は顕著になっている。
不動産経済研究所の調査によれば、2011年の首都圏マンション新規販売戸数は震災にもかかわらず前年比プラスで、2012年は前年比17.6%増の約5万3000戸という5年ぶりの大台超えが予測されている。
不動産市況を分析する東京カンテイ市場調査部の中山登志朗氏が指摘する。
「バブル期は低金利で住宅ローンを組めることが住宅購入に繋がりました。現在も住宅ローン金利の下落、ローン減税という購入の追い風に乗って首都圏のマンション販売は好調です」
株価の動向には、もっと顕著にバブル到来を期待させるデータがある。
3月16日、日経平均の週足陽線連続記録が「10週」に到達した。週足陽線とは株式用語でその週の月曜日の始値より金曜日の終値の方が高い状態。10週連続はバブル黎明期の1987年2-6月以来、25年ぶりの“快挙”だ。ついでにいえば東証2部指数は2月末に30営業日連続で上昇した。これは1961年の市場創設以来、バブル期にも達成できなかった最長記録である
※プラザ合意/1985年9月22日、G5(当時)により発表された、当時のドル高を是正し、為替レートを安定化させるため交わされた合意。名前の由来は会場となったアメリカ「プラザホテル」から。
NEWSポストセブン


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